法人概要

認知症について

医療制度の抱える大きな問題の一つに、高齢者人口の変化と同時に、認知症と診断される方の増加があります。2010年に認知症高齢者数は280万人になり、今後は5年間で約60万人のペースで増加を続け、2025年には470万人に達する見込みとなっています。 高齢者全体に占める認知症高齢者の割合は約13%にまで増加する予測です。 当初の予想より早いペースで進行しているため、国としても認知症施策が進められています。

認知症とは

認知症とは脳の障害によって「記憶する」「時間、場所、人等を確認する」などの能力が低下し、日常生活が難しくなる病気ですが、誰もがかかる可能性のある身近な病気の1つです。しかし、認知症への理解や対応力の不足から、認知症の人の行動・心理症状に対応できず受け入れ拒否をする施設や精神科病院に対応を任せる病院などがまだまだ多くあるのが現状です。誤った認識から「認知症の人は、在宅で生活することが難しい」という考えが一般化してしまっています。

認知症は、さまざまな疾患や原因によって起こるため症状も多岐にわたります。 そのため認知症ケアには、高い個別性が求められ、本人に対する理解が重要で、原因疾患・症状を踏まえつつ、生活全般を医療と介護を包括的にサポートしていく視点が必要になります。


ほなみ医療グループの取り組み

その方に合った支援が出来る仕組みがあり、ご家族・地域の方々と連携を密に図り支援します。 認知症という病気は少しずつ生活を困難にさせますが、人生の価値は健常者と何ら変わりません。

認知症の方の行動は、その人の性格、症状、環境などにより全く異なるため、介護方法も一様ではありません。
認知症になっても住み慣れた地域・自宅で暮らし続けられるよう、その方に合った切れ目ないサービスを提供しています。

ほなみ医療福祉グループには認知症対応を専門とするグループホーム・認知症対応型デイサービスがあり、グループ内で認知症対応について事例検討をおこない、情報を共有してケアにつなげています。

医療と福祉の包括医療と福祉の包括

○医療との連携強化(在宅医療・訪問看護・薬局)

○その方に合った専門的ケアの実践

  • バリデーション療法を取り入れたケア
    すべての行動には大切な意味があり、なぜその行動を起こすのか、その人の歩んできた人生で考え、共感し、その人の表現している感情を共有します。
  • 回想法の実践
    本人に過去の思い出を語ってもらったり、昔の出来事や人生を振り返ることで、記憶を刺激し、脳を活性化させて、不安感や混乱を防いだり、精神を安定させ、感情の安定を図ります。
  • 音楽療法の実践
    カラオケで歌う、楽器を奏でる、歌にあわせて踊るなど、音楽を通じた方法で患者の脳を活性化や、リラクゼーション効果を図ります。
○ご家族への支援
多くの人は、家族が認知症であるといわれたら、さまざまな感情に襲われます。どう対応してよいかわからないという不安感、愛する人を失っていく恐怖心、時には怒り、悲しみ、そして絶望すら感じることもあります。普段から認知症について知識・経験を積んでいる専門職が、その家族の想いをすべて受け入れ、これからの方向性や認知症に対する適切なアドバイスをおこない、心身共にケアを行います。
○地域社会での認知症サポート
認知症サポーターキャラバンへの活動で、認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、地域社会へ協力・連携体制づくりなど働きかけもしています。
○若年性認知症にも対応しています
認知症は早い方では40歳代で発症します。本人や配偶者が現役世代であり、配偶者が介護する場合には、身体的にも精神的にも、また経済的にも大きな負担がかかります。若年性認知症を理解している専門職が、その知識・経験を生かして、その方が住み慣れた地域でよい環境で暮らし続けられるよう、在宅生活の支援をします。

若年性認知症とは

笑顔が増えた、発語が増えた、穏やかに過ごされるようになった。
「ほなみ医療福祉グループが存在するからこそ、住み慣れた地域で在宅生活を継続できる」
地域社会での在宅支援の要であるという誇りを持って、さらなる努力をいたします。